任地紹介-マラウイの学校事情と赴任校の様子

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学校がテスト期間に入り授業がなくなったため、ある程度時間に余裕が持てるようになりました。

教員としての勤務が始まってからしばらくの間は右も左もわからないといった状況でしたが、徐々に生活にも授業にも慣れてきたように思います。またそれにつれて自分の勤める学校のことについても色々と理解が深まってきました。

今回の記事ではその私の勤務する学校についてお伝えするために、マラウイの教育全般に関する情報にも触れつつ赴任校の様子についてまとめてみようと思います。

この記事でマラウイ、もしくは途上国の学校に対するイメージが少しでも湧くようになれば幸いです。

マラウイの教育制度

マラウイの教育制度はイギリスに植民地化されていた時代の影響もあり、初等教育(小学校)8年と中等教育(中・高等学校)4年の進級システムを導入しています。

またそれぞれの学校の卒業時に生徒は国家試験(日本のセンター試験に相当し、様々な科目のテストを受ける)を受け、その結果を以て進路が振り分けられます。

勤務する学校の風景

私の勤務するMbenjere Secondary Schoolは学区内の8つの公立校のうち最も学力の高い学校らしく、生徒たちもそれなりに授業を理解できている感があります。

生徒数は全4学年で約500人、1学年につき2クラスずつの計8教室が使われています。

   

     (教室の様子 綺麗とは言えないが十分授業はできる)

日本の学校と最も違うところは、学校の敷地内に女子寮があるという点です。

私の勤務する学校だけの特徴ではなく多くの途上国で見られる光景ですが、これは女子生徒の安全を確保するためのものです。

途上国では通学に何時間もかかる生徒もいるため、特に学校からの帰り道において夜道を一人で歩くことは女子生徒にとって危険な行為となる可能性があります。

そのため政府は女子生徒の就学率向上のため、学校の敷地内に寮を設置し、女子生徒が通学せずに済むようにしているのです。

インフラが整わないマラウイでは街灯などなく、夜は本当に真っ暗です。(こちらの記事で述べたようにマラウイの電化率はわずか9%)

このあたりにも途上国ならではの問題が見え隠れしていると言えるでしょう。

そして寮生には食事も学校側が用意します。

この3人の男性が280人分の食事(ほぼ毎日シマと簡単なおかずのみ)を作っています。座っているのが鍋で、1食分作るのでも大仕事です。

   (Webサイトに載せたいと言った途端にノリノリになって撮らせてくれました)

また学校に体育という授業は存在しませんが、一応学校の敷地にはグラウンドもあり、放課後に生徒や地域の人たちがサッカーをする姿も見られます。

図書館の様子

他の部分でも、施設的にこの学校はしっかりとしているという印象を受けます。

例えば図書館ですが、蔵書数が多いのかどうかは他の学校の図書室を見たことがないのでわからないのですが、テキストの数は豊富だと思いました。

            (本棚は常にきちんと整頓されています)

           (自習スペースも確保されています)

そして専任の司書さんまでいて、図書の管理や盗難の防止などを行っております。

             (借りた本をチェックする司書さん)

理科室・理科準備室の様子

そして理科室も器具・薬品はかなりあるように思います。

      (理科室には高価なものが多いため鉄格子が取り付けられています)

              (授業・実験も十分に行える)

   

       (種類の偏りはあるが薬品も充実している)

そして理科主任の頑張りなのか前任の方の頑張りなのかはわかりませんが、物がいっぱいながら何とか整理しようと試みている様子が伺えます。

           (何を置いているかラベリングされている)

これらをうまく使えば授業のクオリティも向上させられるなとも思っています。

日本と変わらないもの

最後に、日本の学校と変わらないなと思ったのが子どもたちの元気さと笑顔です。

私は人よりも数多くの国の子どもたちを見てきた方だと思っていますが、どの国を見ても経済的な豊かさや社会背景に関わらず、子どもたちの笑顔は常に輝いて見えます。

   

(放課後に遊ぶ生徒たち テスト期間中なので本当は早く帰って勉強してほしい)

この国が抱える問題は数多く存在するものの、少なくとも若い世代から活気を奪い取ることはできないように思いました。

     (放課後に教室の隅で女子がミーティングを開くことも共通点の一つ)

この記事のまとめ!

 ・全てが満足というわけではないが、施設的にこの学校は充実しているように感じられる。

 ・生徒が元気なのは世界共通である

今回はどちらかというといい点を紹介したように思います。

次回は反対にこの学校やマラウイの教育の抱える課題点についてまとめてみようと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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