協力隊になるには?合格のコツと面接の質問をまとめてみた

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早いもので2016年もすでに3月半ば、気が付けば協力隊の合格通知をいただいてから1年以上が経っていました。

そして今年も4月1日より青年海外協力隊の春公募が始まっております。応募を考えられている方は準備に奔走しているのではないでしょうか。また応募しようかどうか迷っている方もいるのではないでしょうか。

今回の記事ではその協力隊試験について応募から合格までのプロセス、合格のために通過しなくてはならない書類選考、面接試験について覚えておくべきポイントをまとめてみました。

応募準備中の方、応募するか悩んでいる方にとって参考となればと思っています。

面接に関しては、受験直後に記録しておいた質問リストがあるので、そちらも参考にしつつ面接対策をしていただけたらと思います。

応募プロセス

協力隊の公募は春公募(例年4月頃開始)と秋公募(例年10月頃開始)の年2回です。

例として2016年の春公募に応募する場合のスケジュールが以下のものとなっております(JICA HPより抜粋 http://www.jica.go.jp/volunteer/application/seinen/)

応募・選考プロセス

内容

3月

5月

9月

11月

応募書類の記入

応募申込(応募書類は郵送のみ受付。メール便、宅配便、持参不可)。
2016年4月1日(金)~5月9日(月)消印有効

  • ※海外居住者の応募は5月12日(木)必着(海外居住者のみ宅配便可。郵送の場合は可能な限り特定記録付としてください。)
  • ※消印が5月10日以降のものは一切受付できません(1日でも過ぎた場合は、書類一式を返送します)。

5月

6月

11月

12月

一次選考(書類選考)

技術審査・語学力審査・健康診断審査を行います。

一次合否通知

一次選考の合否結果を郵便にて発送します。また、同日中に本ウェブサイト内で選考結果を受験番号にて発表します。二次選考の詳細については郵送される文書にてご確認ください。

6月

7月

1月

二次選考

東京都内のJICAが指定した会場で実施します。
面接(職種によっては実技試験や作品の提出もあります)、健康診断(必要な方のみ問診)を行います。

8月

2月

二次合否通知

二次選考の合否結果を郵便にて発送します。また、同日中に本ウェブサイト内で選考結果を受験番号にて発表します。合格後のスケジュールの詳細については郵送される文書にてご確認ください。

つまり一次選考・二次選考の2回の試験をパスすれば協力隊試験は合格です。

しかも応募時に20~39歳の年齢であれば何回受験してもよいので、気長に挑戦し続けければいつかは合格できると思います。しかしそう何度も受けるのは時間もお金も根気も必要となってくるので避けたいものです。

以下に一次選考・二次選考のポイントをまとめましたので、これらを参考にして是非一発で合格しましょう!

一次選考合格のポイント

一次選考は書類審査です。

応募職種によって提出書類は違ってくるかもしれませんが、理科教育の職種で出願した私が提出したもので、合否に強く関わってくるものは主に

『健康診断の結果』

『TOEICのスコア』

『応募調書』(←名前が違ったかもしれませんが、志望動機などを書く小論文のようなもの)

の3つです。

これらに関して3つのポイントがあります。

➀応募調書は時間をかけて臨み、コピーを取っておくべき

②健康を保つ

③TOEICは730点以上のスコアを事前に取っておくべき

重要だと思う順に並べてみました。これらについて1つずつ説明したいと思います。

➀応募調書は時間をかけて臨み、コピーを取っておくべき

応募調書とは志望理由やこれまでの経験等を簡単にまとめた小論文のようなもので、二次選考の面接では面接官はこれを見ながら質問してきます。(詳しくは後述)

ここで自分が本当に言いたい事をうまくまとめていないと、面接では説得力のある返答をすることが難しくなる可能性があります。

②健康を保つ

当たり前ですが協力隊員は途上国に派遣されるため、日本のような十分な医療施設があることはまずありません。健康診断の結果がよろしくないと派遣できる国の数が減り、条件を満たす案件が少なくなるため、合格の可能性は低くなってしまうでしょう。

また協力隊員の派遣の振り分けに関して、「技術のアジア、個性の中南米、健康のアフリカ」という言葉もささやかれることがあります。

特にアフリカ派遣を狙う方にとって健康診断による減点は避けたいものです。

③TOEICは730点以上のスコアを事前に取っておくべき

一応英語のスコアがあった方がいいというのが3つ目のポイントなのですが、はっきり言うと語学を磨くよりも➀②をしっかりとしていた方がいいと思っています。

TOEICにて330点以上を取っていないと足切りとなってしまい書類選考の時点でアウトとなってしまうのですが、逆に言うと合格するだけならば330点あればよいと思います。現にTOEIC330点でぴったりでスコアを提出し、使用言語が英語圏の国へ派遣された同期隊員がいました。

TOEICで730点以上を取るとある程度の語学力は証明できていると思いますが、あくまで参考にされる程度だと思ってよいと思います。

二次選考合格のポイント

二次選考は健康診断で再検査項目を持っていない限り、『人物面接』と『技術面接』のみで評価されます。

人物面接は一般的な質問(協力隊に応募しようと思ったきっかけは?など)を、技術面接は応募職種の知識に関する質問をされます。

こちらもポイントを

➀会場に到着するまでに調書のコピーを読み込んでおく

②当日は周りの人と話す

③面接は練習あるのみ

の3点にまとめてみました。順に説明したいと思います。

➀会場に到着するまでに調書のコピーを読み込んでおく

一次選考の➀にも書きましたが、二次選考の『人物面接』においては、ほぼ調書に書いてあることについて詳しく掘り下げて聞かれるだけでした。おそらく面接官は手元に調書を控えながら質問をしてきていると思います。

私は書いていた内容を覚えていましたし、質問もかなり予想の範囲内だったので詰まることなく答えることができました。

聞かれた質問は以下のようなものでした。

<人物面接の質問リスト>

 協力隊を志望したのはなぜ?

 ベトナムとカンボジアに行ったのはどういうきっかけだったのですか?

 フィリピンにいたと書いてあるけれど、これはなぜ?

 学生団体の活動はどのようなことをしたのですか?

 バックパックはどんな国に行ったの?

 この国を希望しているのはなぜ?

 理科の道具どういうもの作ったの

 青年海外協力隊後の進路はどうするの?

 協力隊の応募に関する家族の意見は?

 派遣後、まず何をしてみたいですか?

(私は調書に応募理由等のほか

・ベトナムとカンボジアに行ったことが国際協力に興味を持ったきっかけであること

・フィリピンで学生団体を立ち上げたこと

・エジプトから南アフリカまで、アフリカ大陸をバックパックで縦断したこと

・アフリカの国への派遣を志望していること

・現在は所属する大学のゼミで地域の小中高等学校で理科の訪問授業をしていること

を書いていたため、ほぼそれらに沿って質問されたことがおわかりいただけると思います。)

ちなみに技術面接は人物面接よりも難易度が高いように思いました。

技術面接はそれぞれの職種の技術顧問(大学教授や研究員)による面接を受けることになり、理科教育の私は以下のような質問を受けました。

受けた質問をネットで公開することに少し抵抗はありますが、個人的には面接官は毎回違う質問を考えるべきである(質問が同じようなものであると二回、三回と試験を受けるごとに有利になり、能力のない人でも合格してしまう可能性が高くなるため)と考えているので、そのメッセージも込めて以下に質問を掲載したいと思います。

<技術面接の質問リスト>

 受験番号・氏名は?

 希望外の国でも大丈夫か?

 アフリカ外でも大丈夫か?

 派遣時期の限定はあるか?

 協力隊以外の進路は考えているか?

 家族の了解は得ているか?

 なぜこの国を希望なのか?

 エボラの問題は大丈夫か?

 帰ってきたら教員になるか?

 ならないのならどうするのか?

 現地で部活をして!と頼まれたらどうする?

 (ここからは一問一答になります)

 さざれ石とは何か?

 アンモニアの捕集方法は?

 水素の捕集方法は?

 濃硫酸から希硫酸にするとき、水に濃硫酸を入れるか、濃硫酸に水を入れるか?

 それはなぜか?

 ヨウ素液は何に使うか?

 ヨウ素液はでんぷんがあると何色になるか?

 本当にその色の変化は起こったか?

 オーム法則とは?

 電流を見たことない子どもにどう教えるか?

 光合成で長ネギの葉っぱにできるものは何か?

 呼吸で出るものは何か?

これは理科教育特有の質問ですが、幾つかの質問には正しく答えられず、その答えられずに焦っているときの反応を観察されているように思いました。

また面接官はわざと焦らせるよう言葉をかけているようにも思えました。

これは見方によっては圧迫面接のようにも感じられるのですが、そういう状況の方が人としての素が出るもので、いくらでも対策のできる面接よりも合理的にいい人材を選定できるように思えました。

焦った時こそチェックされていると思って、しっかりと返答できるように心掛けると良いでしょう。

②当日は周りの人と話す

これは当日試験会場の待合室で、緊張して1人で静かにしているよりかは、周りの人に声をかけて緊張をほぐした方がいいのではないかという考えです。その方が面接でも舌が回るように思いますので、余裕があれば試してみてもいいかもしれません。

③面接は練習あるのみ

面接は練習次第で大きく相手に与える印象を変えることができると思っています。

協力隊の面接試験は、面接で聞かれる質問もかなり予想しやすいと思うので、自分でも対策・練習が可能だと思います。

時間を見つけて面接練習をしてみてはどうでしょうか。

以上が青年海外協力隊の一次選考・二次選考のポイントとなります。

多くの方は学業や仕事と並行して準備を進めなくてはならず、時間に追われることもあるかもしれません。しかし入念に準備をし、対策を練ることによって合格の可能性は大きくなることは確実です。これらの情報やほかのサイトでも多く見つかるであろう情報、もしくは青年海外協力隊の説明会等を参考にし、是非とも合格していただけたらと思います。

2016年度春公募に出願される皆さまに桜咲くよう、ご健闘をお祈り申し上げます。

この記事のまとめ!

協力隊の試験はしっかりと準備をして臨めば受からないことはない!ご健闘をお祈りします!

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コメント

  1. ちゃぼ より:

    TOEICの最低基準点が意外でびっくりした!( ゚д゚)

  2. […] ・宮崎充正さんのブログ:理科教師として青年海外協力隊へ。 […]